強迫性障害と私 その1.強迫性障害とは?

強迫性障害
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こんにちは、みけ猫です。

改めて申し上げますが、私はA型作業所のソマチッドで働かせてもらっています。

A型作業所は障害を持つ人が自立して社会へ出るための訓練所のようなもので、ソマチッドに通っている私も障害を持っています。

私が抱えている障害は「強迫性障害(きょうはくせいしょうがい)」と言います。

今回はこの病気と私について、少しお話させていただきますね。

強迫性障害とは?

私は中学生の時に発症しましたが、その当時は「強迫神経症」と言われていた病気です。理由はわからないのですが、今の呼び名は「強迫性障害」ですね。

では、強迫性障害とはどのようなものなのか?

実はこの病気、当事者である私自身も説明が難しいです。

病名に「強迫」という言葉が付くように、必要以上に何かを気にしてしまい、いらないことだとわかっていてもその行為を止められない強迫観念にかられます。

何に対して強迫症状が出るのか、そしてその強迫症状の表れ方などは人それぞれです。

私は同じ病気を持つ他の人に会ったことが無いので、今回は私の場合として聴いていただければと思います。

強迫性障害の原因は?

強迫性障害はうつ病の一種のようなもので、精神的な病気になります。

強迫性障害が発症するはっきりとした原因はわかっていません

発症するのは子供の頃が多いらしく、私のように中学生で発症、高校で病名確定という流れは珍しいものだったそうです。

また、性格が真面目な子供に起こりやすいという説もあります。

強迫性障害の治療法は?

強迫性障害の治療は、大きく分けて2種類です。

薬を服用して治していく方法と、行動によって症状を改善していく方法です。

投薬による治療

薬の場合はうつ病の治療に使われる抗うつ薬などを使い、不安やうつを改善します。

私は発症してから、ずっと薬によって治療をしてきました。

ですが薬を飲んでいても強迫症状は出るときには出てしまいますし、生理などの周期に合わせてうつ状態になってしまいます。

特効薬のようなものが無いので、薬を減らしたり増やしたり、別の薬を考えたりと、薬での治療ははっきり言うと終わりが見えないです。

行動療法で治療する場合

行動療法で一番有名なのは「暴露反応妨害法」だと思います。

本人が拒否していることを無理やりやらせて、その状態を維持させる方法です。

強迫性障害でこの方法をとるならば、本人が「汚い」「触りたくない」と思う物を無理やり触らせ、その後に起こる「手を洗いたい」という欲求をひたすら我慢させます。

無理やり我慢することを繰り返すことで、強迫症状を改善していくのですが、改善するとしても改善に至るまでどれだけのストレスを受けるのか、私には想像できないです。

完治の方法

ここまでは病気の症状などを書いてきましたが、強迫性障害は完治が可能な病気です。

ですがそれと同時に、強迫性障害は医者泣かせと言われるほど完治が難しいです。

薬で治療する場合は服用する薬の量や種類も多く、それぞれの症状に合わせて変わっていきます。

上記のように、特効薬のようなものがあるわけではないので、薬を飲み続けるだけで治るものではありません。

行動療法も効果は人それぞれなので、治療法を提案する医師も一人ずつ様々な方法を試していくしかないのです。

強迫性障害から逃れて完治した人は、時間をかけて少しずつ症状が良くなっていった、という感じではなく、ある日突然、強迫症状が出なくなった、という人が多いと私は聞きました。

最後に

今回は強迫性障害の症状や治療法を書かせていただきました。

精神的な病気は見た目で判断できないのが大きな特徴です。

そして強迫性障害によって起こる強迫症状は、日常生活を狂わせることも多いです。

事実、私はこの病気にかかったことで、人生が大きく変わりました。

次回の記事では、私の実体験をお話しさせていただければと思います。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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