早雲寺殿廿一箇条 前半【ビジネスや生活に役立つ知識】

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はじめに

いつもお世話になっております。株式会社ソマチッドのおなすです。
本日は早雲寺殿廿一箇条(そううんじどのじにゅういちかじょう)という、北条早雲という人が作った北条家の家訓についてお話したいと思います。

私は高校時代の歴史の授業は苦手で、北条早雲という人がどういう人であったのかもよくわかっていません。

しかし、この早雲寺殿廿一箇条には現代にも通じる良さがありますので、今回ご紹介することにしました。原文を紹介してもわかりにくいので読み下し文でのご紹介になることをお許しください。そして、興味を持たれた方は自分で調べてみてくださいね。
本日は前半ということで21か条のうち10条までをご紹介します。

早雲寺殿廿一箇条 前半

第一条 仏神を敬い信仰しなさい

信仰についてはひとそれぞれあると思うので、あまり語らないでおきますが、私個人が思うところによると大切なのは敬意だと思います。私のプレーしていたサッカーではリスペクトなどといいますが、常に周囲に対して一定の敬意を払う必要性を語っているように思います。

第二条 朝は早起きしなさい

はい、私実は早起きが苦手です。毎朝6時に起きていた時期や、朝刊を配っていた時期もあるので、慣れれば朝起きることはできますが、何も予定がなければ寝ていたい人です。

遅く起きると家来も気が緩むと書いてありますが、人をまとめる立場の人間が遅刻していてはしめしがつかないと思われます。戦国時代に遅刻の概念があったかはともかく、予定の時間に遅れることは現代でもよろしくないことですね。

第三条 夜は早く寝なさい

これは上記の二条とセットですね。夜寝るのが遅くなれば当然早起きも難しくなりますね。
無駄な夜ふかして薪を無駄にするとありますので、これはコスト意識の現れだと思います。当然現代の生活で夜使う電気が無駄とは思いませんが、戦国時代なら早寝早起きは節約にもなったようですね。

第四条 何事も慎み深くしなさい

無駄遣いや、無遠慮な態度は見苦しいとあります。要は謙虚になれということでしょうか。
水がいくらでもあるからといって無駄遣いをしてはいけないとも書いてあります。
無駄遣いをやめなさいということはこの家訓を通して何度も言われていることのように思います。

第五条 常に素直で正直な心を持ちなさい

私事で恐縮ですが、太極拳教室の先生が優しい心が大事とおっしゃっていました。
嘘も方便と言いますので、なんでもかんでも真っ正直にすればいいという意味ではないと思います。
上のものを敬い、下のものを思いやると書いてありますので、そのような人が嫌われる道理はありません。再度になりますが、人を敬う心は大切だと思います。

第六条 分をわきまえて質素でありなさい

これは現代にも通じるので、長めに引用したいと思います。
「刀や服装は他人のように立派でありたいと思う必要はなく、見苦しくなければ十分と心得なさい。」

ある会社に勤めていたとき、支店長が安物のシャツを着ているとおっしゃっていて、着飾ることと身だしなみを整えることは違うのだなと思ったことがあります。

第七条 身だしなみに注意しなさい

出勤はもちろん、外出の予定がない場合でも身だしなみを整えておきなさい。とあります。
私は家にいるときはわりとだらしない格好ですので、耳が痛いですね。

家来という文言がよく出てくるので、この項目はどちらかというと部下のいる人向けの内容な気がします。管理者ともなると突発事で突然会社に出ていかねばならないことが発生するため、つねに身だしなみを整えておくのはいいことだと思います。

第八条 出仕したときの心得

出勤したときは、いきなり主君の前に顔を出さないほうがよい。まず次の間にひかえ、同僚の様子を見てから御前に参上しなさい。

これは現代にあてはめると、上司の様子を見ずに不用意に要件を済まそうとしてはいけないということだと思います。

たとえば上司に決裁をもらいたいときだとしても、上司が出かける直前に頼むというのはあまりいただけませんね。私はよく人に声をかけるタイミングを間違えてしまうのですが、歌にもありますがこの世の中で重要なのは素敵なタイミングだと思います。

第九条 拝命や復命の心得

主君から命令があれば、まず返事をしてから側に寄り、謹んで拝命しなさい。用事を果たしたら、ありのままを報告し、自分の才知をひけらかさないこと。事案によっては報告の仕方を思慮ある人と相談してから復命しなさい。独断はよろしくない。

これは全部が重要すぎるので引用しました。
上司に声をかけられたら「はい」と言って側に行く。依頼が完了した際の報告も事実をシンプルに話す。

第十条 主君の前で談笑などをしないこと

これはおそらく、仕事中に度を越したおしゃべりをするな、ということだと思われます。
ものすごくざっくり言うと、サボってると思われないほうがいいよってことだと思います。

おわりに

早雲寺殿廿一箇条、楽しんでいただけましたでしょうか。
まだ前半だけですが、現代にも通じることばかりで少し驚いています。

ここまで読んで頂いてありがとうございました。
また、ソマチッドブログでお会いしましょう。

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