はじめに
いつもお世話になっております。株式会社ソマチッドのおなすです。今回はカイゼンのなかでもおなすが個人的に重要だと思っている整理・整頓・清潔についてお話したいと思います。余談ですが私は、以前いた会社でカイゼンの社内資格を取っていたこともあります。
カイゼンとはなんだろう
すでに知っている人には今更かもしれませんが、カイゼンとは生産性向上のために業務の内容やプロセスなどを見直すことです。ですから、カイゼンというのは別に何か特別なことをするわけではなく、日々の業務で行っていることなのです。
5Sとはなんだろう
5Sは職場で徹底すべき5つの項目の事です。「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾」の5つをローマ字で書いた時の頭文字がSであるため5Sという名前になっています。
ごくごく簡単に説明すると整理とは捨てること、整頓とは使いやすいように並べること、清掃はきれいな状態を保つこと、清潔は前述の整理・整頓・清掃を保つこと、最後の躾は決められたルールを習慣にすることです。
この中で私は整理・整頓・清掃を徹底すればよいと考えているため、3Sで十分と書いたのです。
整理
ここでいう整理とは必要なものと不要なものを区別して不要なものを捨てることです。たとえば倉庫が不要なものであふれていたならば、必要なものを探すのに時間がかかってしまいます。
これは倉庫に限らず机の引き出しや書類棚であっても同じことが言えます。また、コンピューターのファイルなどもきちんと不要なものを捨てていないと探すのにかなり手間取ります。
整理をするときに目安になるのは「次にいつ使うか」ということです。次に使うときが想像できないようなモノは基本的に不要です。逆に毎日使っているようなものは当然必要なモノです。1年後に使うようなものは家庭でも普段はしまっておきますね。
整頓
ここでいう整頓とはモノの置き場所を決めるということです。このときにただ置き場所を決めるだけでなく、誰が見てもわかる表示を心がけましょう。そうすることで、誰が見てもモノがどこにあるかわかるのです。
日々の仕事で必要なモノを探す行為は時間の無駄です。モノの置き場所を決めて、しっかり表示するとこの無駄な時間を極力減らすことができるのです。
時給が1000円だとすると、6分間モノを探すのに使うと、100円使っているのと同じなのです。つまりモノ探しに1時間も費やすならば、1000円以下のモノは買ったほうが「効率的」なのです。
清掃
ここでいう清掃とは職場をきれいな状態に保つことです。しかしながらただきれいにするだけではなくて仕事に使う道具を手入れして、いつでも使える状態を保つことも含まれています。
掃除をしているとモノの不具合に気づくことがあります。そうなった場合はできるだけ早くその状態を是正して、いつでも使える状態にすることで効率を上げることが可能です。道具が使えない状態で仕事が滞るとそれは損失になります。
なぜ3Sで十分なのか
5Sでいう清潔とは上記3Sの徹底です。そして躾とは3Sプラス清潔をルール化し、それを実行できるようにするというものですが、整理・整頓・清掃の徹底で十分だとおなすは考えています。理由は3Sをしっかりやれば、清潔と躾の目的を達成できると考えているからです。
3Sの実行を目的としない
3Sをなぜやるかと言うと、生産性を向上させるためです。3Sを業務としてやるとなるとそれは本末転倒です。上司に言われたから整理整頓をする、ルールとして決まっているので掃除をするといった状態にならないように気を付けましょう。
目標は具体的に決めよう
たとえば、「机の上を整理整頓する」という目標は具体的ではありません。具体的にするならば、「離席する際は机の上には電話とパソコンしかないようにする」となるでしょうか。具体的な目標をチェックシートなどにまとめチェックするとより3Sが徹底されるように思います。
おわりに
今回は3Sについて述べてきました。この記事だけを読んでも具体的になにをすればいいかわかりにくいかと思います。実際おなすも具体的な状況に直面しないとどうすればいいかパッとは浮かびません。なので5Sの事例をネットで検索して、日々研鑽しています。
出来るだけ職場にあるもので3Sを行うのがおなすのモットーです。高価なモノを揃えないと整理整頓ができないということはないと思っています。職場の備品を買う際に3Sの観点から見ることを忘れないぐらいでいいと思います。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。またソマチッドブログでお会いしましょう。
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